金崎 敬江
miel

- miel[ミエル] -
東京オレンジ、bird's-eye view、picoLoop%と様々な作品創りに関わり、また、客演、振付、その他パフォーマンスを行ってきた金崎敬江が企画し、振付、構成(時には演出)をする。2010年度発足。
"le miel"はフランス語のハチミツ。甘くて、とろっとしていて、でも天然ものだから赤ちゃんは食べられない。そんな甘い幸せと共に、ちょっと危険を孕んだような作品を。
また「見える」「視える」何かが出せるように。
連絡先(お問い合わせ先):
miel.miel.2010☆gmail.com(☆を@に変えて)



miel(ミエル)#003
『 す き  と お り 』

2014.7.30.wed.-8.5.tue.
@スタジオ空洞(link)


miel(ミエル)#002
『 ま ○ る 』

2012.05.09.-14.
@ザ☆キッチン NAKANO(link)


miel(ミエル)#001
『こ こ  ち   り』

2010.12.23.-27.
アトリエセンティオ(link)

BLOG ARCHIVE

02.16.2016

『 す き と お り 』写真 その11

次のシーンへ。
「ここは私の好きな通りです」
のFavorite Streetが、全員の身体を使ったシーンに変化して。
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これは波の音が聴こえる中話している女の子。
窓から海が見える。足を窓に見立てて。

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お父さんに足を洗ってもらっている昔の自分を見ている様子。


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小学校の帰り道。ランドセル背負った友達が走ってくる。

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じゃんけんで負けた人がランドセル持つはずなのに、買った自分が持つことになる。
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飴玉おばけ、のおばあさんの家の前。

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これ美味しいんだよ、と教えてくれた隣のクラスの女の子。

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高校時代の帰り道の男の子。
バスケ部だった時の様子。
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ペヤングのお湯を捨ててる部員たち。

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マネージャーに郵便ポストの前で告白するも、振られてしまいました。

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大学時代、キャバクラでバイトしてた女の子。

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バイト前にいつも寄ってたドトール。
最初は禁煙だったけど、最後は喫煙席でした。

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 彼女と一緒に住んでた男の子。
よく歩いた公園。
ウォーキングしている人、犬の散歩している人など。
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記録的な大雨、突然の雨。
雨の音を、床を叩いて鳴らす人たちの背中。
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翌日、打ち上げられた池の魚を見ているじっと見ている彼女。
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妊婦の彼女が上った坂道。
道路脇の電柱などが後ろから前に動いて、歩いているように見える。
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自動販売機。
7 7 7 の顔と、もう一本当たった彼女。
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ピンサロと焼鳥屋で迷う彼。
右がピンサロ、左は焼鳥屋。
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焼鳥屋で飲んでいたら、さっき相手をしてくれた女の子が飲みに来て
気づいてただろうに、知らぬ顔で飲んでました。
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この2回目の『Favorite Street』には、それをずっと見ていた女がおりました。
「ここは好きな通りです。今はもう何もなくなってしまいました。」

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それを合図に、それぞれが自分の道に戻っていく。
一人一人の道。交わっているようで、ほんとはそこに居ない人。
レイヤーが重なっているだけ。でも、外から見ると、色んな景色に、関係に見えてくる。
おそらく、最初に同じルートを通ってみた時より。
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そうして、オープニングの最初の立ち位置へ。
辿り着いて、一人一人になった彼らは、さらけ出せているでしょうか。
『 す き  と お り 』透ける、中が見える、さらけ出す。
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まもなく最後の絵になるところ。
自分の「好きな通り」が見えている人もいる。
キラキラ星変奏曲が終わり、溶暗。


そして、カーテンコールです。
左から
堀池直毅(少年社中)、野口卓磨、古市海見子、与古田千晃、金崎敬江(miel)、
石井舞、佐野功、辻貴大(カムヰヤッセン)、齋藤陽介(ホチキス)
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miel #003『 す き  と お り 』
2014.7.30-8.5. @スタジオ空洞
構成・振付・演出 金崎敬江(miel)

全てのシーンをこのblogにアップするのに、実に一年半も費やしましたが上げられてよかったです。
出演してくださった俳優の皆さまの素敵な表情、語る身体
ご提供くださったテキストの妙
スタッフの方々の様々なアイデア、ご協力の程を、写真を選び、文章を書く度に思い出し
よいカンパニーだったとつくづくひしひし、感じておりました。
ありがとうございました!
そして、たくさんの一瞬を素敵な写真に収めてくださった麻旅子さんに感謝しております。

実は次回のmielも、決まりました。
そのお知らせは近々致します!



撮影:三浦麻旅子

02.09.2016

公演のお知らせ(2月エビス駅前バー と 3月スタジオ空洞)

今年最初の出演は、今週末からお馴染エビス駅前バーにて。

今回は新しいエビスの一環で、劇団留級座の星野くんが作・演出しております。

昨年は演出をやらせて頂いた時期に、今度は俳優として参加します。

様々な偶然から、今回は直系の後輩が3人もいて

心強い反面、プレッシャーでもあります。

今回はパロディ、コメディの要素が強い作品で、また新しい私を観て頂けると思います。

全力で楽しみ、楽しんで頂けたらと思っております。

エビス駅前バープロデュース × 留級座

『探偵たちの馬鹿騒ぎ(バッカーノ)


【脚本・演出】

星野良明(留級座)


【出演】

金崎敬江(miel)

蒻崎今日子(JACROW)

ニュームラマツ(劇団鋼鉄村松)

汁婆

鐵祐貴(東京ジャンクZ)

佐伯浩行(東京ジャンクZ


【チケット】

2,500円+別途1ドリンク


【タイムテーブル】

2

13()20

14()17/20

15()20

16()20

17()20

18()18時半/21

19()休演

20()14/17/20

21()14/17/20

22()20


受付開始・開場は開演の30分前

全席自由

演出の都合上、途中入場出来ません。お時間には余裕を持ってお越しください。


【会場】

エビス駅前バー

東京都渋谷区恵比寿南1-8-9 黄色いビル3F

JR恵比寿駅西口より徒歩3

駐車場はございません。ご来店の際は公共機関をご利用ください。


【ご予約】(金崎扱い)

https://www.quartet-online.net/ticket/tanteitachi?m=0aabccj


【お問い合わせ】

ryu_kyu_za@yahoo.co.jp

--

---

また、3月にも公演があります。

こちらは江戸川乱歩の「D坂の殺人事件」を元にした裁判劇です。

濃密な会話劇。脚本・演出は十七戦地の柳井くんです。

おそらく喋りまくります。

こちらも是非!

--

かはづ書屋『Dの再審』

@スタジオ空洞

2016311()16()


脚本・演出

柳井 祥緒(十七戦地)


原案

江戸川 乱歩「D坂の殺人事件」


出演

森尾 繁弘(かはづ書屋)

島田 雅之(DART'S/ダブルスチール/かはづ書屋)

山本 佳希(ボビボビ。)

金崎 敬江(miel

田中 千佳子(チタキヨ)

市川

遊佐 邦博(InnocentSphere

藤原 薫(十七戦地)

美吉 弘恵(鬼の居ぬ間に)


【タイムテーブル】

20163

11日(金) 1930

12日(土) 1500 / 1900

13日(日) 1100 / 1500 / 1900

14日(月) 1930

15日(火) 1500 / 1930

16日(水) 1800

受付開始は上記45分前 開場は30分前となります。

未就学児童のご入場はご遠慮ください


【料金】

前売 2,800 当日 3,000

201621日チケット販売開始

予約は (金崎扱い)

https://www.quartet-online.net/ticket/kawazu01?m=0aabccj



【会場】スタジオ空洞

住所:東京都豊島区池袋3-60-5 地下1階

アクセス:JR線・東武線・西武線・東京メトロ各線「池袋駅」

     西口下車 徒歩10


【作品紹介】

大正9年。

帝都東京の古本屋を舞台に密室殺人事件が発生。

警察が手をこまねく中、一人の青年が謎を解き明かす。

青年の名は明智小五郎。

『D坂の殺人事件』と呼ばれるこの事件の解決を機に、明智は日本を代表する名探偵になっていった。


そして40年後、昭和353月。

明智小五郎の還暦を祝い、『D坂の殺人事件』の事件記録をもとに模擬裁判が行われる。明智の推理を讃えるイベントのはずだったが、参加者の一人が異議を提出。


「明智小五郎は誤った人物を犯人として告発した。事件は冤罪だった」


この発言をきっかけに、次々と飛び出す新たな証拠や証言。

さらに参加者たちの思惑が絡み合い、模擬裁判は混乱の渦に飲み込まれていく。


遅れて来る名探偵を待つ人々が、論理と情念を弾丸のごとく飛び交わさせる論争エンターテインメント。

--


どちらもお席が少なめの会場ですので、ご予定お決まりになりましたら

是非ともお早めのご予約をお待ちしております。

皆さまと会場にてお会いできること、楽しみにしております!!


01.15.2016

『 す き と お り 』写真 その10

場面が変わるとそこは、椅子とテーブルだけの空間。
ミナモザ瀬戸山美咲さんによるテキストのシーン。
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喫茶店。
向き合って座っている男と女。
男は堅気ではない雰囲気。じろじろと女を見ている。
女の表情はこわばっている。
女、耐えられなくなって立ち上がる。
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男「無駄ですよ。今すぐ逃げるなら知りませんが、この住所もあなたの住所も電話で報告しましたから。もうすぐ来るんじゃないですか。」
女「.......。」
男「そういうわけなんです。」
女「.......。」
男「私も通常こういうことはしないんですけど、お兄さんたっての希望で。」
女「......。」
男「こちらとしても、調査だけで済ませたかったんですが。」
女「......。」
男「見つけたらその場で話を聞いてほしい。あなたの気持ちを、知りたいと。」
女「......。」
男「......なんで8年も。」
女「......。」
男「しかし、こんなに簡単に見つかると思いませんでしたよ。......魔が差したんですか。」
女「......。」
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男「これまでもいろんな業者に頼んで来て駄目だったって、うちに来たんです。」
人探しの独自のネットワークのこと、それでも見つからない失踪者もいることなど話す男。
「ひとつき前、普通に元の住所から新住所に住民票を移動してた。しかも律義にそこに住んでた。これまでクレジットカード一枚も作って来なかったのにどうたんですか。こちらとしては大変ありがたかったですけどね。」
女「......。」
男「8年間、何をしていたんですか。男に食わせてもらってたんですか?」
女(違うという表情)
男「仕事してたんですね。」
女「はい。」
男(話してくれたということに安心して)「どんな。」
女「別に、できる仕事をしていただけです。」
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そして、また黙る女。
男「そもそも、どうして失踪したんですか。」
女「......。死にたくなかったからです。」
男「はい?」
女「死にたくないけど、消えたかったからです。」
男(じっと見ている)
女「なんですか。」
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男「その答えは、自殺しない理由にはなってますが、失踪する理由にはなっていません。」
女「理由はありません。ただ、消えたかったんです。」
家族を残して失踪し、でも両親が死んだことは訃報欄を見て知っていたという女。
地方新聞ですから、ここからはと男が問うと、女はウェブで見れると答える。
それを細めにチェックしていたのに、なぜ帰らなかったのかと問う男。
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女「......。8年前、金魚を飼っていました。」
男「は?」
女「一人暮らししてアパートで、何か生き物がいたらいいなって思って飼い始めました。」
 「でも、あるとき、金魚のことをすっかり忘れたまま、泊まりがけで男の人と海に行ったんです。いい感じになったばかりで、夢中でした。2泊3日だったけど、すごく暑い時期で、エアコンもかけてこなかったし、水槽はきっと煮える寸前だったでしょう。旅先で気づいたときには、もう死んでいるのは確実で、そうしたら何か家に帰りたくないなって、思ったんです。」
男「はあ......。」
女「で、そのまま帰りませんでした。」
男「ええと......それが理由ですか。」
女「別に、「きっかけ」です。」
男「ええと.......。」
女「死んだ金魚、できることなら見たくないじゃないですか。」
男「......。」
男、水のコップに手をかける。
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女「いなくなる前から、ひとりでした。」
男「え。」
女「小さい頃から、家族は兄のほうしか向いていません。私のことなんて見向きもしませんでした。」
男「......。」
女「本気で探していなかったと思います。だから、見つからなかったんだと思います。」
男「それは(どうかな)。」
そして、女に見たくないものから逃げていると言う男。
その通りで、取り返しがつかなくなるのを待っていると言う女。兄にも、もう関わらないでほしいと伝えてほしいと。
しかし男は、見つけてほしかったから住民票を移したのではと。
男「疲れたんじゃないですか、ひとりでいることに。」
女「だから、」
男「いなくなる前からひとりだった。でも、その「ひとり」を本物の「ひとり」にする必要はなかったんじゃないですか。」

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男「先ほど電話した時とき、お兄さん言ってました。死んでなくてよかったって。」
女「......。」
男「「生きててよかった」じゃないんですよ。「死んでなくてよかった」って。あなたも毎日、その気持ちで見ていたんじゃないですか?その......新聞の?サイトを?」
沈黙
女「どうしたら」
男「はい?」
女「どうしたら、いいでしょうか。」
男「自分から見つかったんでしょう。」
女「でも、どうしたらいいかわからない。」
男「困ったら、また消えちゃえばいいんじゃないですか。あなたはかくれんぼのプロだ。失踪の「腕」がある。」
女「ふざけないでください。」
男「みーつけた。あ、まだでしたか?」
女「ふざけないでください!」
間。
男「よかったですね。」
女「え?」
男「かくれんぼが続いてて。」
女「......。」


男「さあ、鬼が来ましたよ。」
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照明変化。
というシーンでした。
(途中、テキストは度々省略しております。)

ここまでは動きが多いシーンを続けてましたが、このシーンは敢えて動かない二人の
緊張感のあるやりとりにしました。
野口くんの男の厭らしくも優しさのある態度、口調。舞ちゃんの怯えながらも、頑なな身体と態度。
小さな空気のやりとり、視線がみえるシーンでした。
いつか私もこのテキストやってみたいのです、実は。


テキスト:『透き通り、』 瀬戸山美咲(ミナモザ)
写真:三浦麻旅子



01.06.2016

『 す き と お り 』写真 その9

「マイレボリューション」のサビに入るかというところで
曲がカットアウトし、明かりが変わると女が踊り始める。
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退屈な女より
もっと哀れなのは
悲しい女です。
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悲しい女より
もっと哀れなのは
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不幸な女です。
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不幸な女より
もっと哀れなのは
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病気の女です。

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病気な女より
もっと哀れなのは

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捨てられた女です。

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捨てられた女より
もっと哀れなのは
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よるべない女です。

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よるべない女より
もっと哀れなのは


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追われた女です。

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追われた女より
もっと哀れなのは

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死んだ女です。

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死んだ女より
もっと哀れなのは

忘れられた女です。

歌詞に合わせた動きをした、コントみたいなコンテンポラリーダンスシーンでした。
mielの『こ こ  ち   り』『ま ○ る』でも夏木マリさんの曲で踊ったので
何かやりたかった時に、これが小林女史でもあり、私でもある、女の弱さと強さがみえる曲だな
と思って入れてみました。
あと、ソロダンスよりも、男の子と一緒に踊ってみたかったので(笑)
皆のアイデアを存分に生かした動きでした。
楽しんでくれてありがとうございました。


シーンタイトル:「いろんな女」
m:鎮痛剤 夏木マリ  歌詞 訳 堀口大学
パーカッション:江村桂吾
撮影:三浦麻旅子

ワークショップのお知らせ(1月)

新しい年になり、約一週間。
日常が戻ってくる頃でしょうか。
暖冬とはいえ、寒い日々。
身体が固まってしまいがちですので、上手に緩めて
身体と向き合って、やる気が一年にしましょう。

この身体(からだ)ワークショップは基本的に
2週目の火曜日と、3週目の金曜日に開催しております。
ご予定組む目安にして頂けたらと思います。

身体を整え
触れたり、具体的に動いたりしながら
それぞれの持つ身体について
日々の意識を変えていけたら
と思います。

ダンスや芝居をやっている人には
意識改革や更なる変化を
また、普段身体を動かしてないから
ちょっと運動したいという人にも
発見や楽しみが見つかるはずです。
難しいことはありませんので、どうぞお気軽にお越しください。

----
自分の身体を知ること
身体の可能性を探ること
呼吸と身体
----
を軸にしたワークショップです。

<日時>
1月12日(火)18:30-21:30
1月22日(金)13:00-16:30/18:30-21:30(2コマ)

<場所>
世田谷区内の施設

<参加費>
1回 1500円

<申し込み方法>
・お名前
・ご連絡先
・演劇、ダンスの経験の有無
・mielの作品を観たことがあるかどうか
をご記入の上

miel.miel.2010☆gmail.com (←☆を@に変えて)

にメールをお送りください。

01.01.2016

新年のご挨拶 2016年

2016年
あけましておめでとうございます。
Bonne Année et bonne santé !


昨年はmielとしての公演はありませんでしたが
2月にエビス駅前バープロデュース『T OF N』にて、初の外部演出をやらせて頂きまして
mielっぽさをたくさんの方に楽しんで頂きました。
12月には東京イボンヌ『モーツァルトとマリー・アントワネット』の演出補をやり
持っているものを駆使し、新しいことを発見しました。
演出へのお声かけ、作品への信頼、感謝しております。

俳優としても、エビス駅前バープロデュース『捨てる。』
BASEプロデュース 週末持ち寄り朗読会
smokers『ロード・ショー』
ドナルカ・パッカーン『暗愚小傳』
と客演の機会をありがとうございました。
どれも大きく、幅の広がる役・作品でした。

また、過去公演 2012年の『ま ○ る』、2014年『 す き  と お り 』のDVDも発売したところ
ご購入頂いております。
なかなか公演を頻繁に打てない為、興味を持ってくださった方に
少しでもmielを感じてもらえたらと思っております。

そして2012年より始めた身体(からだ)ワークショップも
3年を過ぎ、去年もたくさんの方にご参加頂きました。
身体と向き合い色々なことを受け取って、私の身体になっております。
次に次にと繋げていきたいと存じます。

そしてそして、お声を受け、背中を押して頂き
「マチソワの女」を始めたところ、リアクションの大きさに驚いております。
厳しいスケジュールの中、身体を酷使しがちな舞台人(スタッフさんも含む)に
できるだけベストなパフォーマンスをして頂きたいと思って始めました。
そのお力に少しでもなれたら。詳細は「マチソワの女始めます」から、どうぞ。

と、2015年も様々な機会を出会いをありがとうございました。
今年はmiel公演打てたらよいなと考えております。


2016年も
miel と 金崎敬江 を
どうぞよろしくお願い致します!



12.28.2015

『 す き と お り 』写真 その8

次のシーンはオフィス。
若い女性を囲む、男性社員たち。

蛍光灯がつき、一人の女が話し出す。
「私はよく謝られます。謝罪の、ごめんなさいとか、すみませんでしたとか、恐縮ですとか、あれです。
謝罪なんて私は求めてないんです。ただ、代わり仕事やってあげようとか、アドバイスした方が効率があがるだろうからとか、そういう純粋なる「好意」から来るものだったりすることの方が多いのですが。」

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「その好意に対して返ってくる言葉は大抵謝罪の言葉なのです。」

「山村くん、それ私叩き台作っておきましたから。もういいです。やらなくても。木村くん、もう少し考えてトライした方がいいんじゃないかな、それじゃ時間を無駄にしてるだけな気がするけど。(皆に)いいです。私やっときますんで、皆さん先帰ってくれていいですから。」
口々に申し訳ないとか、すみませんとか言いながら帰ろうとする男性社員。

「ありがとうだろと、そこはありがとうだろ!と怒りに対しては謝罪でいい。けれど好意に対しては感謝ではないでしょうか。
この場合私は純粋なる好意なので、ありがとうが正しいはずなのです。何故なら私怒っていないんです。ええ。私は間違った事言ってないと思うのですがどうでしょうか。あ、多少は怒っていますよ。どうして男たちは私を認めないのかと言うことに。あ、仕事のパートナーとしては認められていると思いますよ。そういうことではなく。」
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そこに男性社員に囲まれた女性社員のまゆがいる。
まゆ「ごめんなさい。やってもらっちゃって。」
男「いいよ。全然。」
まゆ「山村さんだって、仕事あるのに。」
男「終わった。はいこれでよし。」
まゆ「助かりました。あそうだ飴あげますね。山村さんがすっごく元気になるおまじないかけときましたから。
男「あ、ありがとう。」

女「こんなに簡単にありがとうを勝ち取る女がいるというのに。自分の仕事やらせておいた揚句、飴をあげただけなのに。それなのに『ありがとう』を簡単に言わせてしまう女と、簡単に言ってしまう男。」

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「小野寺まゆ26歳、通称まゆゆは、山村幸助32歳(既婚者)はこの夜抱かれました。正確に言うと、この夜も抱かれていました。さらに加えるならば、山村幸助と何度か関係を持った上で、木村聡ともこの翌週に一度だけ関係を持ちます。」
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「何故私が知っているのか。私が社内の事情通という訳ではありません。小野寺まゆ本人が私に相談して来たからです。」

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まゆ「山村さんとそういう関係になってしまったのはもう過去のことだし、山村さん結婚してるし、でも木村さんは独身だし、本気でまゆのこと幸せにしたいって言ってくれてるし、でもまゆは決められないからあ(泣)」
女「私には分かりません。」
まゆ「まゆは悪くないのに。何も悪くないのに、山村さんが結婚してるのに、まゆの事も好きとか言うからぁ、木村さんがもっと早く言って来ないからぁ(泣)」
女「そもそも何を相談されているかも分かりません。」
まゆ「でも、でも、この前、元彼からも連絡あって会おうって言うから会ったらエッチしようって言うし、エッチしようって言われたらやっぱしちゃうじゃないですか。男ってすぐ簡単にエッチしたいって言ってくるのずるくないですか(泣)」
女「男に簡単にエッチをしようと言われるような人生を歩んで来てない私にはどうアドバイスしていいかも分かりません。そんな私にどうしてまゆゆは相談を?そもそもこれは相談なのか?ただの自慢話じゃないのだろうか。そう思えてしまうのは単純に羨ましいと思ってしまっている私がいるからに他ならないのですが、、、」

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めそめそするまゆゆに一喝する女。

「まゆゆはこの翌年合コンで知り合った歯医者と結婚をし寿退社をするのですが、それはまだ先の話。今宵の話はもう少し続きます。」
まゆゆは、結婚しているのに手を出してきた山村さんに、仕事で嫌がらせをしてほしいと頼みます。
好意からやっていることが、まゆゆにとっては嫌がらせにみえている。
「いえ、本当は分かっているんです。私が男にモテない理由、まゆゆが男にモテる理由、私が幸せになれない理由、まゆゆが幸せになれる理由。男は自分より仕事の出来る女を嫌い、遠ざけ、怖がります。」

そして、まゆゆの代わりに山村を呼びつけ話する女。
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山村「何ですか。小林さん話って。」
女「ん?まあ、とりあえず飲もうよ、飲んでから、まあ、飲んでから。」
山村「やっぱり僕何かしたって事ですよね。すみません。何ですか。ホント、先謝ります。」

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酔っぱらった女が、山村に歌おうともちかける。

山村「ええ、えと、(体が)近いですよ。
女「ああ〜、聞いたよ。山村君、まゆゆとエッチしたでしょ。わたし知ってんだから。」
山村「。。。」
女「ねえ、私ともしよか。」
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と、迫る女、拒絶する山村。
まるで格闘技のよう。
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突き飛ばされる女。
山村は突然頭を深く下げ、
山村「ごめんなさい!本当にもう二度としませんから、許してください!!!」
女「(少々酔っ払ってるふりも恥ずかしく)いや、うん、そうじゃなくて、」
山村「本当にごめんなさい!これ以上ないくらいに反省しました!!失礼します!!!!」
去って行く山村。
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山村を追いかけて、居なくなる皆。
「そこはごめんなさいじゃなくて、ありがとうございますだろ、と思うのですが、まあ、そういう事ではないと言う事なのでしょう。
私が思う『隙』とはこういう事なのですが、そうではないようです。
モテたい。」

「モテたいと言うか抱かれたい。抱かれたいなんて、はしたないですね。ただ攻略されたいんです。」
男性社員たちが自分のことを影でクッパと呼んでいるところに出くわし、そんなに手強くないと主張します。
思いのほか、簡単に攻略できるはずなのに、誰も挑んでこないと。
いい歳なので泣きません。明日も仕事なので、いつものように出社しいつものように自分の業務を果たし、余裕があれば人の仕事も手伝います、それが私の日常だという女は泣きそうである。

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「泣きません!泣きません!
渡辺美里でマイレボリューション歌います!」
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と、声を張り上げ、力の限り
歌うというより絶叫する女。

ちなみにト書きには
女はマイレボリューションを純粋に熱く歌い上げる。
と書いてありました。

2012年に上演した『ま ○ る』でも登米くんにテキストをお願いしたのですが
その登場人物である小林女史をまた主役に書いてくれました。
責任もって演じさせて頂きました(笑)
とても愛すべきキャラクターです。小林女史。自分とかぶる部分もそうでない部分も、さらけ出して。
是非また小林さんに会いたいものです。


テキスト:『隙のない女』登米裕一(キリンバズウカ)
写真:三浦麻旅子



12.10.2015

ワークショップのお知らせ(12月)

すっかり空気が冬になりましたね。
つい力んでしまう身体をほぐして、ゆっくりと過ごしたいものです。

3月よりこちらの身体ワークショップ
2週目の火曜日と、3週目の金曜日に開催しております。
ご予定組む目安にして頂けたらと思います。

身体を整え
触れたり、具体的に動いたりしながら
それぞれの持つ身体について
日々の意識を変えていけたら
と思います。

ダンスや芝居をやっている人には
意識改革や更なる変化を
また、普段身体を動かしてないから
ちょっと運動したいという人にも
発見や楽しみが見つかるはずです。
難しいことはありませんので、どうぞお気軽にお越しください。

----
自分の身体を知ること
身体の可能性を探ること
呼吸と身体
----
を軸にしたワークショップです。

<日時>
12月15日(火)18:30-21:30
12月25日(金)13:00-16:30/18:30-21:30(2コマ)

<場所>
世田谷区内の施設

<参加費>
1回 1500円

<申し込み方法>
・お名前
・ご連絡先
・演劇、ダンスの経験の有無
・mielの作品を観たことがあるかどうか
をご記入の上

miel.miel.2010☆gmail.com (←☆を@に変えて)

にメールをお送りください。

11.11.2015

公演のお知らせ(『モーツァルトとマリー・アントワネット』

11月も半ばにさしかかり、冬の足音が聴こえてきました。
10月の3つの客演も無事に終わりました。
ご来場くださった皆さま、ありがとうございました。
気持ちもきゅっと引き締めて、次へまいります。

さて、次回の公演は演出補で参加しております。
東京イボンヌ 第10回公演『モーツァルトとマリー・アントワネット』
美術、衣装、ムーヴメント振付、アンサンブル部分という
作品の要となる演出を任されております。
旗揚げ公演、2回目公演に出演、演出させて頂いた劇団の記念すべき公演に
またこうして関わらせて頂けることに感謝して頑張ります。
声楽家、演奏家の生演奏と芝居の融合を目指して、作品を創っている劇団です。

小劇場ではなかなか体験できない、クラシックの生演奏も楽しんで頂けると思いますので
是非、たくさんの方にいらして頂けると嬉しいです。
平日三日間という日程の為、公演1ヶ月前にして夜の回のチケットが
残り少なくなってきましたので、夜の回をご希望の方はお早めにご予約をお願い致します。

お待ちしております!

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東京イボンヌ 第10回公演

『モーツァルトとマリー・アントワネット』


【公演期間】

2015/12/08(火) ~ 2015/12/10(木)

【会場】

スクエア荏原・ひらつかホールまでの道順 (所在地:東京都品川区荏原4-5-28)

東急目黒線・武蔵小山駅、東急池上線・戸越銀座駅 共に徒歩10分

武蔵小山駅からの道順はこちら

戸越銀座駅からの道順はこちら

駐車料金 30分200円


【開演時間】

12/8   19:00:Aキャスト

12/9   14:00:Aキャスト  19:00:Bキャスト

12/10   12:00: Aキャスト 15:30:Bキャスト

【開場時間】開演の45分前

※開場後、20分間の「開演前コンサート」を行います。 こちらもお楽しみに!


【劇団お問い合わせ電話番号】080 9671 0559(留守番電話の際は一両日中におかけ直しいたします)


【料金】全席指定・日時指定:5,000円 (前売り、当日)

※誠に勝手ながら小学生未満のお客様のご入場はご遠慮頂いております。ご了承のほどよろしくお願い致します。

【お支払方法】

お振込 ※振込手数料はお客様負担となります。何卒ご了承ください。

【チケット受取り方法】

1、お振込後、郵送によるチケット事前受取り(送料250円)

2、お振込後、当日、会場受付でのチケットのお渡し。

※郵送の場合、250円の郵送料が別途かかりますが、当日、受付は大変、混雑が予想されております。お客様には郵送による事前のお受取をご推奨しております。混雑回避にご協力頂ければ幸いです。

※また、開演前に演奏家、声楽家による20分ほどのミニコンサートを開催します。

【キャンセル】

一度、お申込みをされたらキャンセルはお受け出来かねます。何卒ご了承くださいませ。

【ご変更】

ご入金後は即発券手続きに入る為、変更(枚数変更、日時変更、キャンセル含む)はお受けできません。何卒ご了承くださいませ。

【ご返金】

ご入金いただいたお代金はいかなる理由においても返金致しかねます。こちらも併せてご了承くださいませ。

ご予約は

https://www.quartet-online.net/ticket/mozart?m=0aabccj(金崎扱い)


劇団にとって10回目のメモリアル公演になります。作風もガラリと変わり初境地へ挑戦いたします。どうぞ観に来て感じて頂ければ幸いです。皆様のご来場、心よりお待ちしております。


【脚本】

福島真也・増田雄(脚本協力)

【演出】

福島真也・金崎敬江(miel)(演出補)

【音楽】

音楽監督・編曲:小松真理

音楽顧問・阪本正彦(東京交響楽団)

【座長】

吉川拳生

【俳優】

宮地真緒、吉川拳生、石井康太、与座よしあき、安藤裕、飯島香愛子、泉川萌生、大澤慶佑、大塚秀記、岡野一平、小俣彩貴、金子拓平、金丸昇平、狩野和馬、鹿目真紀、鈴木貴大、其田健太郎、そのださえ、伊達裕子、東咲奈歩、中西好恵、西山康平、花美えりぃ、舞はるり、三好香奈、若松絵里、渡辺多恵子、吉水恭子、米倉啓


【声楽家】

藤井泰子(ソプラノ)   特別ゲスト

二瓶純子(メゾソプラノ) 特別ゲスト

浅川荘子(ソプラノ)、岡﨑麻奈未(ソプラノ)、齋藤麻衣子(ソプラノ)、中村初恵(ソプラノ)、野上結美(ソプラノ)、

古澤利人(バリトン)Bキャスト、平岡基(バリトン) Aキャスト、持木悠(テノール)、河野鉄平(バス)

【演奏家】

小松真理(ピアノ)、澤野慶子(ヴァイオリン・ゲスト)、岩木亜悠子(ヴァイオリン)、今井佑佳(ヴィオラ)、

印田陽介(チェロ)、土田卓 Aキャスト/星野昴 Bキャスト(コントラバス)、今井潤子(ファゴット)、冨沢麻衣(フルート)、

柴田真理(クラリネット)、松永唯(クラリネット)、松山美甫(クラリネット)、安岡亜佳音(トランペット)、数馬尚子(チューバ)、渡辺定路(サックス)

【スタッフ】

演出助手:為国孝和

照明:村山寛和

舞台監督:伊藤清一

美術:齋藤樹一郎

音響:川西秀一

衣裳プランナー:摩耶

衣裳製作:吉田夏野

宣伝美術・舞台写真:升田智美

劇団制作:風早優希、丑嶋ひろゆき

制作会社:TEAM#BISCO

HP:BOKU

映像:西池袋映像

【協賛】三菱自動車工業株式会社、メルセデスベンツ品川、株式会社ブロードエッジ・アドバイザーズ、品川機械株式会社、恵比寿鉄板焼き「ロア蔵」

【協力】順不同

株式会社ホリ・エージェンシー、気晴らしBOYZ、株式会社ワタナベエンターテインメント、株式会社マセキ芸能社、エーライツ、シーグリーン、志事務所、三木プロダクション、Innocent Sphere、W.FOXX、Unit Blueju、リードイン、芝居屋風雷紡、JACROW、映画チームフィルムフロンティア、miel、LICHT-ER、a58b、株式会社ジャパンクリエイティブマネージメント、Lucky jr. Sound、マーキュリー


【あらすじ】

神の子として生まれたモーツアルト。 人間の争いが絶えないことに絶望する神に対し「私が音楽の力で変えてやります」と自信満々で、下界に降りたモーツァルトであったが・・・。 初めて人間社会の難しさに直面する。嫉妬やねたみ、そねみ、人間独自の感情にモーツァルトの繊細な心は疲れ果てて行く。「音楽の力で人間を変える」と豪語してきたモーツァルトだったが、人間社会の現実にすっかり滅入っていく。しかし、そんなモーツァルトが密かに愛し続けた女性がいた。 それはかの有名なマリー・アントワネットである。マリーは宮廷内での反マリー派の策略にはまり、フランス国民からひどく恨まれていた。実際、マリーの豪遊は事実ではあったが、結婚後、7年もの間、夫ルイ16世とセックスレス状態だったストレスによる反動がマリーを深い孤独に追いやっていた。しかし、互いが唯一ほっとできる空間はヴェルサイユ宮殿のマリーの部屋である。二人は互いの悩みを打ち明けて行くうちに、やがて愛し合うようになる。神の子と人間の愛。マリーは彼の正体を知りながら、愛は深まる一方である。しかし、平穏な時代は長くは続かなかった。二人は、フランス革命の激動の渦へと巻き込まれていく。

※この物語はフィクションです。


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