ウラノ タカコTAU co.,ltd.代表
80年代デザイナーズブランドのプレスを経て'90に株式会社タウを設立。最初に手掛けたPRが伝説のクラブ「GOLD」。以降、ファッションブランド、セレクトショップ、カフェ、クラブ等の立ち上げに参画。「衣」「食」「住」「遊」のすべてが融合した終の棲家をプロデュースすることが目下の夢。
02.23.2011
「答え」より「問い」が大切
人生をシンプルにしたい人
自分を好きになりたい人
思い出を大切にしたい人
ささやかな喜びを見つけたい人
本当に進むべき人生の道を見つけたい人
そんなすべての人へ捧げます。
ドミニック・ローホー著「ゆたかな人生が始まる シンプルリスト」を読んだ。

以前のブログにも書いたが、弟という存在が生まれたことによって、三歳の私は、「私はいったい何者であるか」、「なぜこの家族のもとに生まれてきたのか」を空想するようになった。
もちろんこんな言葉は知らないけれど、家族の注目が私からそれてしまいぽつんとひとり取り残されたような強烈な寂しさを感じていた。
親の教育方針で、三歳にして個室を与えられ、まだ文字も読めないのに山のような絵本を読まされた。
記憶にはないのだけれど、本を逆さまにして声高らかにそれを読んだらしい。
「この子は負けず嫌いな子だね~」
深夜、雷がゴロゴロ鳴って、階段の踊り場でめそめそ泣いていたのを思い出す。
負けず嫌いなんかじゃない、お姉ちゃんらしく振舞ってただけなんだよ。
めそめそした人見知りの激しい自分が嫌で、本を読みふけっているうちに実際の経験はないままに頭でっかちの妄想好きな、そして、確実に負けず嫌いな人格が形成されること早半世紀。
知識先行逃げ切りは出来ず、知識の確認作業としての経験を積み重ね、ここへ来て、知力記憶力は衰え実績だけが支えかのような、これまた新たなぽつんとひとり症候群に陥りつつあった、そんな時に目に飛び込んできたのが、この本。
HERS4月号から、「ウラノタカコ的視点の宝探し」が連載されるにあたり、HERS世代の方々に何をお伝えしようかといろいろ頭の中を整理整頓していた矢先の出会いにも意味があるのだと思う。

いらないものを見極め質の高い自分にするにはどうすればいいか。
それには、簡潔に、具体的に、リストとして書き出すこと。
自分が好きでないものを知ることは、自分を知ることでもあるのです。
人生では多くの決断をしなければなりません。もし、決断をしなかったら、そこから先に進めなくなってしまいます。選択肢を前にして、ただ迷い、時間だけが過ぎていくのです。決断をするのなら、悔いのない選択ができるように、好きなものと好きでないものがはっきりしているのは望ましいことなのです。
たとえば、あなたの今年の誕生日、二度としたくないことをリストにしてみましょう。
人は年を重ねるにつれ、自分の理想をかたちにしていけるようになりますが、同時に、自分の時間は限りあるものだと自覚させられます。そうすると、したくないことを明確にすることがいかに大切かおわかりになるでしょう。
はい、わかっていたつもりです。
生まれてから、あっという間の半世紀。
残りわずかな、余生ともいえるこのタイミングに、
神秘を信じなくなったとき、人は死ぬのだ アルベルト・アインシュタイン(理論物理学者)
に出会い、アインシュタインも期せずしてうお座であり、もうすぐ誕生日を迎えるこのシンクロニシティに感謝しつつ、アナ・ウィンターの「ファッションが教えてくれること」を観て、もう一度ハートにパッションという名の灯をともしたいと、思っちょります。

02.03.2011
リボンの騎士
昨年末から風邪をこじらせ気管支炎を患い咳き込みすぎたせいかおかげか、いつの間にやら腰にくびれが生じ、くびれをさすりながら喜こびつつも、なんだかんだと貧血気味で、いまだ本調子ではない。
というか、もうこの先、あの頃のようにはちきれんばかりのエネルギーを持て余しぃの弾けぇのだのは、起こり得ないことをうすらぼんやり受け止めようと努力している最中で。
HERS2月号が思いのほか反響が多く、中学時代の同級生が誌面でほくそ笑む私を見つけ、町内回覧板のごとく田舎の連絡網はすざまじく、実家の父にまで連絡先を教えてほしいとの電話が入り、めぐりめぐって私のところへとたどり着いた。
ちょうど映画「ソーシャル・ネットワーク」を観たばかりだったので、あ~あ、やっぱ、FACEBOOKやんなきゃかな~、けど、同級生はFACEBOOKやんないだろうな~、やったらやったで知らない人ともつながっちゃうんだろうな~、楽しいだろうな~、面倒かな~、どうしようかな~、と友の発す富山弁を懐かしく思いながら、もはや生粋の富山弁を忘れつつある長い年月の流れに涙した。
ぼやぼやしてたら私は誰かのいい娘になっちゃうよ!と、風邪が治りかけたあたりから急に焦りだし、どんなお誘いも断らないようにしていたら、それはそれで妙ちくりんな会の勧誘だったりして、いい加減学習しようよ私、と自分の頬を引っ叩いた。
反面、友人の紹介から善きご縁を頂戴したりして、振り子のふり幅の大きさに呆れるやら嬉しいやら。
占星術家の村上さなえさんは、同世代で同じうお座のとても素敵な女性で、生年月日からその人の過去から未来へのいわば持って生まれた人生の設計図を割り出してくださった。
これがもう鳥肌もんの的確さで、昨年あたりからぼんやり想像していたこの先のことが、まるでパズルのピースがバチっとはまったかのようにどんぴしゃで、丸裸で赤裸々なウラノタカコがそこにいた。

嶋津良智著「怒らない技術」を読んだりスピリチュアルな世界に傾倒したり、自己啓発に勤しんできたけど、中年の危機さながらに鬱々としていたのも事実で、そんなときに出会った占星術は、夢見がちなうお座にロジカルな言語という武器を与えてくださった。
閉塞感や不安な心持は、ベースがぐらついているからに他ならず、ベースを強固にするとはすなわち、I BELIEVEしかなく。
HERS4月号から連載ページが始まることになった。
テーマはもちろん、I BELIEVE


